今や数えきれないほど沢山の種類が存在するアロマオイル。自分はどのアロマを選べば良いかの参考になるように、ベースとなる草木や花の特徴・香り・効能についての情報をまとめた【アロマ大辞典】を作成しています。ぜひ参考にしてみてください。
今回は「サンダルウッド」になります。
サンダルウッド
サンダルウッドの特徴
サンダルウッドは寄生の常緑高木で、高さは9メートル程になり、紫色の花を咲かせます。日本では別名「白檀」と言われ、昔から貴重な香りとして重宝されており、香道の世界でなくてはならない存在です。現在は枯渇危惧植物で入手が難しくなっています。またサンダルウッドはアジアの文化と深い関わりがあり、木材は家具や建材に使用され、香りはヒンドゥー教の寺院で焚かれていました。サンダルウッド・インドは常緑半寄生小高木で、サンダルウッド・オーストラリアは常緑高木です。植物の起源は違いますが、同じビャクダン科の植物です。
サンダルウッドの香り
心を鎮静して落ち着かせるやや甘くエキゾチックな香りです。香りに落ち着きを出したい時におすすめです。ベースノートで香りが最後まで残るので入れすぎに注意が必要ですが、ブレンドには利用しやすい精油です。
サンダルウッドの効能
アジアの国々では、古くから宗教儀式や瞑想などに使われることが多い香りです。鎮静作用や抗炎症に優れ、心を落ち着かせて精神的なストレスを緩和し、安定させます。
参照:healthline
呼吸器系のトラブルによく効き、喉の痛み、せき、鼻水、鼻詰まりの症状緩和にも有効です。感染症を抑えるだけでなく、深い呼吸を促して、安眠へと誘います。また皮膚細胞を活性化する働きがあり、ドライ肌のケアにも利用できます。とくに肌の保湿に役立つのでマッサージで利用するほかにも、乾燥が進んでしまいひび割れしてしまった様な肌にはクリームを作って塗布すると良いでしょう。