今や数えきれないほど沢山の種類が存在するアロマオイル。自分はどのアロマを選べば良いかの参考になるように、ベースとなる草木や花の特徴・香り・効能についての情報をまとめた【アロマ大辞典】を作成しています。ぜひ参考にしてみてください。
今回は「イランイラン」になります。
イランイラン
イランイランの特徴
熱帯アジア地方が原産の樹木で、成長すると高さ10メートル以上に達します。葉は細長く、光沢があり、咲き始めの花は緑色に近いようですが、開花が進むにつれて黄色になります。タカログ語で【花の中の花】という意味をもちます。
中世ヨーロッパでは、育毛剤として使われていた歴史もあります。皮脂の油分などのバランスを整えると言われ、お風呂などに数滴たらして入浴すると、肌の調子を整えることが出来るとして使われた様です。
イランイランの香り
イランイランの香りは甘く濃厚です。フローラルノートやオリエンタルノートという香りの種類にあてはまり、少しミステリアスな印象を受けます。官能的な香り、東洋的な香りと表現されることもあります。ジンジャーなどのスパイス系の香りとブレンドすると、エキゾチックな雰囲気の香りに生まれ変わります。
イランイランの効能
過度な緊張や不安、怒りを感じるときに、心を落ち着かせ気持ちをリラックスさせてくれます。また、肌荒れやPMS、更年期障害など女性特有の症状の緩和に役立つ事があります。
こちらの研究では、健全な男性の心拍と血圧がイランイランのアロマオイルによって低下することが明らかになっています。