ラベンダーやベルガモット、オレンジなど様々な種類のアロマオイル。日本だと「雑貨」として取り扱われていますが、アロマセラピー発祥の地フランスではれっきとした「医療品」としてアロマオイルは取り扱われています。
多くの人にとって身近になってきたアロマですが、用法容量を守らないで使うと、アレルギー反応が出てしまうこともあります。
今回はそんなアロマオイルの使用上の注意点をまとめてみました!
精油は希釈して使うべき!
アロママッサージに使われる精油は、植物から100%抽出した天然のものですが、植物の成分を抽出したことで成分が濃縮し、かなり強い作用を持っています。
使い方を間違えてしまうと皮膚のかぶれや痒みなどの肌トラブルにつながってしまいます。
公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)は、体(顔は除く)に使用する精油の希釈濃度は、ベースとなるキャリアオイルに対して1%以下を推奨しています。
参照:精油10種のヒトの皮膚に対する安全性
光に当たると危険??
ベルガモットやレモンなどの柑橘系の精油には「ベルガプテン」と言う成分が含まれており、このベルガプテンには光毒性があります。
光毒性とは読んで字の如く、光に当たると毒となってしまう成分です。具体的には、光毒性のある精油をつけたまま日光などの強い光に当たると、肌荒れやシミなどの色素沈着につながってしまいます。そのため、これら柑橘系の精油の取り扱いには十分な注意が必要です。
参照:精油の光毒性について
同じ精油を使い続けない
人によっては、同じ精油を毎日のように使い続けていると、痒みや痺れなど体にアレルギー症状の出る方がいるようです。その精油の香りが大好きと言う場合でも、他の精油も含め一つの精油を使い続けない方がいいようです。
妊娠中はアロマを避けるべき?
一般的には刺激に敏感な妊娠中はアロマを避けた方が良いと考えられています。ただ、「妊娠中のアロマは禁忌だ」などということは無いようです。情報の氾濫によって妊婦にとってかなりの危険物であるように捉えられている場合も多いようです。
参照:妊娠中の精油の禁忌について
ただ、当店としては万一の可能性を考え、妊娠中の方の施術はお断りさせていただいております。
結論:アロマは用法容量を守って正しく使いましょう
正しい使い方をすれば生活を豊かにしてくれるアロマや精油。ただ効能の強さ故に、間違った使い方をするとアレルギー反応はじめ問題につながってしまう場合もあるようです。
個人で精油を使う場合などは、きちんと使い方を調べた上で使うようにしましょう。個人で使うのが心配な場合は施術などをおこなってくれる店舗に行くことをオススメします!