今や数えきれないほど沢山の種類が存在するアロマオイル。自分はどのアロマを選べば良いかの参考になるように、ベースとなる草木や花の特徴・香り・効能についての情報をまとめた【アロマ大辞典】を作成しています。ぜひ参考にしてみてください。
今回は「サイプレス」になります。
サイプレス
サイプレスの特徴
サイプレスはヒノキの近緑種で高さ20〜30mにもなる細長い円錐状の形をした地中海地方原産の高木です。精油は針状の葉と、雌性の3㎝ほどの丸い果実から抽出されます。クリアかつウッディーな香りで現実にしっかり向き合える強さと勇気を与える糸杉の精油と言われています。
また、サイプレスは古来から文化や宗教と深い関わりがある木で、古代エジプトやローマでも神や死と秘接な関係がある神聖な木として拝められていたそうです。
サイプレスの香り
陽の当たる森林を歩いているような、新鮮な木の香りで、スッキリとしたシャープな香りです。ウッディーな印象も持ち合わせているので、さわやかな柑橘系やハーブ系、深みを与える樹木系の精油とのブレンドがおすすめです。
サイプレスの効能
古くからサイプレスのアロマオイルは、痛みや炎症を抑える目的として使われてきていました。
参照:サイプレスの精油について学ぶ
サイプレスはイライラする気持ちなどを鎮めて平常心と冷静さを取り戻させ、集中力を与えてくれます。苦痛や後悔、自責の念などから心を解放する精油ともいわれ、気持ちを穏やかに保つように助けます。気持ちを引き締め、冷静な判断を促します。
また身体にも様々な効能があります。デオドラント効果にすぐれているので、汗の出過ぎを抑える働きがあり、緊張で汗をかき過ぎる人や、更年期の寝汗にも有能と言われています。また、むくみを改善し、体を引き締める作用もあります。汗を抑え、ニキビ肌や脂性肌を整える作用もあり、皮脂を抑えるスキンケアにもなります。