日々の生活に根付いているもみほぐし。お店での施術はもちろん、ご家庭でも「肩を揉む」などされている方も多いんじゃないでしょうか?
なんとなく健康に良さそうなイメージで通っている方が多いかと思いますが、もみほぐしにはしっかりとした理論があるんです!今回は意外に知られていない、もみほぐしのメカニズムを解説します。
筋肉と血液の関係
人間の動きを支えている筋肉。この筋肉の中には血管が存在しています。血管の中を流れる血液は栄養素や酸素など体に必要なものを全身に送り届け、二酸化炭素や老廃物など体に不要なものを回収する、非常に大切な役割を担っています。
周りを包んでいる筋肉が固くなることによって、この血流が悪くなることがあります。最近だと運動不足や同じ姿勢でずっといる環境、スマホの見過ぎなどなど、色々な原因がありますよね。そうなると血液の大切な役割が果たせないだけでなく、痛みが発生してきてしまいます。
もみほぐしで筋肉にアプローチ
手技や器具を利用して筋肉をもみほぐしていくのですが、これによって筋肉が柔らかくなり疲労が取れるのはもちろんのこと、筋肉の中にある血流の流れも改善していきます。
つまり、もみほぐしを行うことで筋肉の疲れ・体の疲れが取れるだけでなく、血流が改善して体に必要なものがうまく行き渡り、不要なものが回収される循環がきちんと回るようになります。
定期的なメンテナンスで健康な状態を保とう!
もみほぐしをした直後は体が軽く気持ちが良い状態です。ただその後から通常通り負荷のかかる日常生活に戻るかと思います。負荷によって筋肉はまた硬くなり、中を巡る血流の流れも悪くなってしまいます。筋肉は硬くなりすぎるともみほぐすのに時間がかかるだけでなく、痛みも増していきます。ぜひ不快や不調を感じる前に定期的にもみほぐしを行うことで、快適に毎日を過ごしましょう!