近年テレビやニュースなどで耳にすることも増えた「うつ」。そもそもうつとはなんなのでしょうか?
うつ病とは、日常生活に支障をきたすほどの強い悲しみを感じているか、活動に対する興味や喜びが低下している状態です。喪失体験などの悲しい出来事の直後に生じることがありますが、悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、妥当と考えられる期間より長く持続します。
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うつの原因としては、遺伝的要素や薬の副作用、辛い出来事、さらにはホルモンバランスの乱れなどがあります。うつになると今まで楽しめていた物事に対して楽しみを見出せなくなり、最悪自殺などにつながる場合もあります。うつは誰にでも起こりうる、重大な健康問題の一つなのです。
うつを改善するためにはどうすればいい?
重度のうつの場合には病院での治療を受けるべきですが、日常の中「でもできることは多々あります。
その中の一つとして「しっかりとした休養」を取ることが勧められています。うつになる人には真面目な人も多いので、ストレスを溜め込みすぎないように、意識的に休養を取りリフレッシュすることが大切です。
参照:うつ病ABC
この休養に結びつく方法の一つとして、アロママッサージのうつに対する効果が実証されています。
研究1:アロマを使ったマッサージと使わなかったマッサージの比較
この研究では、アロマオイルを混ぜ込んだオイルと何も混ぜ込んでいないオイルでマッサージをする群で、マッサージ後のストレス感に差があるかを検討しています。
結果として、アロマオイルを混ぜ込んでマッサージをされた群の方が、質問用紙の回答においてうつ感や不安感が下がっていたことが示されました。
参照:アロマテラピーによるうつや不安を扱うことによる評価
研究2:ラベンダー・カモミール・ローズマリーオイルによるマッサージ効果
この研究では、介護施設に入所している方を対象にし、ラベンダー・カモミール・ローズマリーオイルによるアロママッサージ効果を検証しています。
結果として、これらのオイルでアロママッサージを受けた群はマッサージを受けなかった群より、うつ感や不安感が低くな理、アロママッサージの有用性が示されました。
参照:お年寄りのうつ感や不安感に対するアロママッサージの効果
結論:科学的にもアロママッサージはうつに効果的!!
以上のように、アロママッサージのうつ感に対する効果は科学的にも実証されていました。
まだまだアロマ分野の研究数はそこまで多くはないもの、今後科学的な根拠がより明らかになってくればより盛り上がってくる領域かなと思います。
ただ、このようにアロマの効能はかなり強力なものなので、使い方を間違えるとトラブルに繋がりかねません。アロマを使う際の注意点については、こちらの記事を読んでみてください。
皆さんも是非アロマを日常の中に取り入れ、ストレスを溜めない、健康的な生活を過ごしてみてはいかがでしょうか?