今や数えきれないほど沢山の種類が存在するアロマオイル。自分はどのアロマを選べば良いかの参考になるように、ベースとなる草木や花の特徴・香り・効能についての情報をまとめた【アロマ大辞典】を作成しています。ぜひ参考にしてみてください。
今回は「ラベンダー」になります。
ラベンダー
ラベンダーの特徴
ラベンダーは鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のハーブです。その香りの良さと美しさから「ハーブの女王」と呼ばれています。高さ1mほどの低木で、初夏に良い香りのする薄紫色〜紫色の花を咲かせます。
そもそもの原産地は地中海地域になります。日本国内で栽培されているラベンダーのほとんどは紫色ですが、海外にはホワイトやイエローのラベンダーも存在します。
ラベンダーの香り
ラベンダーは香りが強い植物です。ハーブに分類されるのですが、花のような柔らかなフローラルな香りを楽しめるのが大きな魅力です。落ち着きと清潔感がありながらも、ハーブ特有の爽やかな香りも併せ持つ、長年において愛されてきた香りです。
また、ほとんどすべての精油と調和するような万能な香りでもあります。アロマをブレンドする際にラベンダーを少量入れることで全体が調和し、まとまった香りになります。
ラベンダーの効能
ラベンダーには心身共に万能に役立つ効能があります。
ラベンダーの香りには、副交感神経を優位にする効果があると考えられています。心と体をリラックスした状態にし、気持ちを明るくし、怒りやイライラを鎮め、自律神経と心を安定させてくれます。不眠にも優れた効果を発揮し、良質な睡眠へと導いてくれます。
身体への優れた効果も沢山あります。頭痛や月経痛、肩こりなどの痛みを緩和してくれるほか、皮膚の炎症も鎮め再生を早めてくれます。さらに、ストレスによる肌トラブルやアンチエイジングのスキンケアにも役立つと言われています。
2022年に行われた研究では、健康体の女性において、ラベンダーを染み込ませたアロマパッチをつけたまま眠ることで、睡眠中の疲労や不安と関連するネガティブな気分が改善することが明らかになっています。
参照:健全な若い女性における気分やストレスの生理学的な指標に対するラベンダーアロマの効果